自転車で堺の街を散策
三連休の一日、大阪和泉市の妻の実家に新年の挨拶に行ったついでに、堺市を散策してきた。
戦国時代に天下一の経済力を背景に茶の湯の文化を開花させた堺。年末に読んだ火坂雅志さんの「豪快茶人伝」で興味を持ち、妻と一緒に出かけてみた。
堺東の駅で降りて、まずは市役所前にある観光案内所で自転車を借りる。堺といえば自転車の町でもある。妻はママチャリ、私はスポーツタイプの自転車を借りて出発。まずは、銀シャリ屋・ゲコ亭さんで昼食をとり、近くのかん袋さんで名物のくるみ餅を頂いて腹ごしらえをした後、戦国時代から続く銘菓・芥子餅の、本家小嶋屋さんと小島屋さんで芥子餅を2個ずつ購入。その近くの千利休屋敷跡をチェックし、仁徳天皇稜の脇をサイクリングして、その大きさを確認。大仙公園で黄梅庵を見学。伸庵で抹茶をいただき、市役所の21階の展望フロアから堺を一望した。(ゲコ亭さん、芥子餅、くるみ餅の話は兄弟ブログ=りーど&いーと で…) 大仙公園の黄梅庵は今井宗久の茶室と言われ、奈良県の今井町にあった茶室を、昭和に電力事業で富を築いた松永耳庵により小田原の屋敷に移築され、そこから堺に帰ってきたというもの。黄梅庵という名前は松永耳案が小田原に移築した際に命名したものらしい。茶室の移築というのがどういうものなのかよく分からないが、黄梅庵はそのような前情報からのイメージとは違い、あまり歴史の重さを感じない、すっきりとした佇まいだった。隣接する伸庵は椅子に座って抹茶をいただけるスペースがあり、肩肘張らずに寛ぐことができた。
予想外に楽しめたのが堺市役所の展望フロア。堺港の先に横たわる淡路島と明石海峡大橋。堺の街並みの中に点在する古墳、遠景に広がる金剛山をはじめとする山々、妻と義妹が通った高校。360度の展望から堺の地理、歴史と現在が何となく理解できたような気がした。
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